_The Book with No Pictures_アメリカ人俳優B J Novakが書いた「絵のない絵本」
絵のない絵本・・・といってもアンデルセンではない。本当に絵がない、そして、端的に言えばとにかく読み聞かせにとても向いた本。
アメリカのコメディThe Officeの役者さんが絵本を出した、と聞いたときには「へええ」というくらいの感想だったのだが、これが素晴らしい。
「絵のない本なんてつまんないよね？」という所から始まり、「でも本っていうのは書いてあることは全部読まなくちゃいけないんだよね」とルールを確認し、次のページから、ナンセンスな音や、ばかばかしい発言のオンパレード。
「私の頭はブルーベリーピザで出来ています」のような！
そう、これは子供にとっては「いつもえらそうな大人が馬鹿なことを言わされちゃう本」なのだ。
我が家にはクリスマスプレゼントとしてやって来たこの本、子供が訪ねてくる大人を捕まえては「読んで読んで！」とせがむ本などそう多くはない。
「絵がなくても本は面白い」というメッセージを強烈に押し出した絵本だ。ある意味ではパフォーマーならではの発想なのかもしれないけれど、子供達がどれだけ喜ぶかは、B J Novak本人が学校で読み聞かせをしている下のビデオがとても示唆的。
