ブリテン諸島史、イギリス文学漫画リスト
ブリテン諸島を舞台とした漫画をちょっと集めてみた。
自分用の備忘録。これから出会う度に増やしていきます。
とりあえず今回はあまりにもパラレルワールドっぽいもの、どうみてもイギリスなのだけれど架空の国の名前をあててあるものは外しました。
いわゆる学習漫画も外してあります。
多くの国を行ったり来たりする作品でイギリスも少し出てくる、とような作品は今回除外してあるのですが、『T・E・ロレンス 』だとか『エロイカより愛をこめて 』であるとか入れるべきなんじゃないか、という作品もあり、今後どうするかは未定。
もう一件。国で切っちゃうと色々と不都合が出るのですが(たとえばインドを舞台とした『蒼のマハラジャ 』なんて、本来は入れるべきなんですよね)あえて地理で狭めてあります。そうしないともう収集がつかなくなりそうなので。
BC55〜 5世紀(ブリタンニア時代)
読み始めると引き込まれるのに完結してくれない大作。アイルランドのケルト人の少女がヒロイン。
11世紀
14世紀
ガーター騎士団 -Knights of the Garter- 1巻
- 作者: 蒲生総
- 出版社/メーカー: 蒲生 総
- 発売日: 2013/08/10
- メディア: Kindle版
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基本スペインを舞台とした漫画ですが外伝最初の話がチョーサーだとの情報を頂きました。@saru_matryoshka さん、ありがとうございました。
15世紀
シェイクスピア『リチャード3世』の漫画化
未読だけれどぜひ読みたいのが森川久美『天の戴冠』薔薇戦争、リチャード3世を取り扱っているとのこと。『春宵曲』所収。
こちらも未読。薔薇戦争時代にタイムスリップする話。
16世紀
未読。メアリー・スチュアートを扱った作品。
大御所が描くエリザベス女王。この長さに納めるにはちょっと無理があるのかもしれない。女王を愛するロバート・ダドリーの苦悩が見所か。女王となったエリザベスが普通の女の枠組みから外れるという描写は England's Elizabeth: An Afterlife in Fame and Fantasy で分析された多くのエリザベス表象に連なるかな。
7人のシェイクスピア 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
- 作者: ハロルド作石
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/05/28
- メディア: コミック
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18世紀
ポーの一族 文庫版 コミック 全3巻完結セット (小学館文庫)
- 作者: 萩尾望都
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/03/01
- メディア: 文庫
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言わずとしれた名作。かなり長い時間を描くのだけれど、最初は18世紀。
高慢と偏見 前編 (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)
- 作者: 望月玲子,ジェーン・オースティン
- 出版社/メーカー: 宙出版
- 発売日: 2009/04/01
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高慢と偏見 後編 (エメラルドコミックス ロマンスコミックス)
- 作者: 望月玲子,ジェーン・オースティン
- 出版社/メーカー: 宙出版
- 発売日: 2009/04/01
- メディア: コミック
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こちらも未読。 @saru_matryoshkaさんから情報を頂きました。
イギリスといえば、航海、船!船!
コランタン号の航海 ─ アホウドリの庭 (ウィングス・コミックス)
- 作者: 山田睦月,大木えりか
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2012/06/23
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19世紀
本当に19世紀は作品が多い。そしてロンドンに集中している。絶対に誰かが工業都市をテーマに描いていそうだと思うのだけれど・・・・ウェールズ、スコットランド、アイルランド辺りも舞台にしてくれないかな。もちろんヨークシャーも。
それは常世のレクイエム~夢みるゴシック~ (プリンセスコミックス)
- 作者: 木原敏江
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2012/11/16
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詩人バイロンが登場します。
想像された19世紀のイングランド。ただただひたすら美しい。
美しい貴族の令嬢は実は下町出身の男性小説家だった?
ドリーナ姫童話―クイーン・ヴィクトリア冒険譚 (プリンセスコミックス)
- 作者: もとなおこ
- 出版社/メーカー: 秋田書店
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ヴィクトリア女王を題材にした表題作他。(ドリーナ姫、と呼ばれているのがアリクサンドリーナ・ヴィクトリアである)
Under the Rose (1) 冬の物語 バースコミックスデラックス
- 作者: 船戸明里
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2003/10/24
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春の讃歌あたりまでは読んだはず。お屋敷の暗い秘密。
月の出をまって―うるわしの英国シリーズ (Flower comics special)
- 作者: 波津彬子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2002/03/26
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少し不思議なエピソードを交えて描かれる優雅な生活。
19世紀末のロンドン。日本人の能力者の少年とイギリス貴族の少年。
寄宿学校ではこちら。
この時期を舞台とした漫画やラノベは結構貴族中心になるのだけれど、こちらはメイドさんと新興のお金持ち、というとりあわせ。
私のお気に入りはクリスタル・パレスのストーリー。漫画というメディアの強みをこれでもかというほど感じる。
ホームズの姪クリスティを中心に描かれる。
となると、これも。
ドールハウスの人形にやどるホームズの魂。
ホームズではなくモリアーティを真ん中に据えたか、と。
20世紀
- 作者: 勝田文,P.G.Wodehouse,森村たまき
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2009/03/05
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ウッドハウスの漫画化。この絵柄とストーリーの組み合わせは絶妙、だと思います・・・
アガサ・クリスティ作品の漫画化。
始まりは19世紀末なのだが、この作品の見所の一つであるヒロインの成長は途中で20世紀に突入するという時代背景が鍵のような気がするのでこちらに。
なにげに途中でロンドンの聖ポール学院で教育を受けているキャンディ。20世紀初頭の物語なので第一次大戦で死亡するキャラクターがいたりと実は歴史色が・・・。
実は舞台がイギリス。1980年代だったのではないかしら。登場する人たちの格好が本当に80年代ぽいおしゃれで懐かしい。
これはイギリス郊外が舞台。コンピュータが出てくるので現代だと思うのですが、衣装は比較的古め。