Burns Night
Bagpipes at Sunset in Afghanistan | Flickr
この日曜日は詩人、18世紀スコットランドの詩人ロバート・バーンズの誕生日を祝う、バーンズナイトである。この日はスコットランド名産のハギスを食べ、スコッチウィスキーを味わい、バーンズの詩を歌ったり、朗読したりする。
聖パトリックの日にはアイルランド系の人々が世界各国でお祭り騒ぎをするように、この日にはスコットランド系の人が、あちらこちらでハギスの確保にのりだしているはず。
スコットランドのナショナリズムの産物のようなこのしきたりは、日本、そして北アイルランドとイングランドの血筋が基本の我が家には基本関係ないのだが、今年はやってみようと思っている。(もっとも北アイルランドではお祝いする家庭もあるらしいのだけれど、我が家は基本的にしない、という意味で)
昨年のスコットランド独立騒ぎもあったことだし、子供も一緒にUKが連合王国である意味を考えてみても良いだろう。食事をしながら詩を読んだり、新しい歌を歌ったりするのは楽しそうだ。見た目は怖いが、ハギスも嫌いではない。
残念ながらCeilidh (ケイリーと読む。スコットランドのダンスで、私は非常に楽しいと思うのだが、夫の人の強固な反対にあうため、結婚後一度も参加できていない)をするには家族四人では無理があるが、とりあえず、音楽はダウンロードしておいた。
最後にはAuld Lang Syneでしめることになる。日本では『蛍の光』としておなじみの歌だけれど、これも実は原語では歌えないのでこれから練習する気でいる。
初めてバーンズナイトに参加したのは留学した大学でだった。普段はよれよれのTシャツを来ているような男の子が突然びしっとキルトで盛装して登場し、かなりびっくりした。
キルトの下は、伝統的に下着をつけないことになっているので、女学生達にからかわれてさらりとかわしていたのが(今にして思うと正装する度に言われていて慣れていたのだろう)面白かった。
キルトの下には何もつけない、というしきたりを利用した有名なスコッチウィスキーのコマーシャルが下。ちょっとニマニマできる。
All Blacks' Haka (William Lawson's spot) - YouTube