パンケーキの火曜日 Shrove Tuesday

f:id:ayoshino:20150108192619j:plain告解の火曜日である。明日、灰の水曜日からは四旬節となり、イースターまで贅沢を慎むことになるので、その前に生クリームや卵といった贅沢品を使い尽くすという行事。

イギリスのパンケーキはアメリカのパンケーキや日本のホットケーキよりもずっとクレープに近く、非常に薄い。その薄いパンケーキにグラニュー糖とレモン汁をかけていただくのが古典的な食べ方。(ちなみに、日本で言う「ホットケーキ」にちかいものはドロップスコーンではないかと思う)

Google UKでドロップスコーンを検索するとこんな画像が出てくる。それに対してイングリッシュパンケーキはこちら

子供達はバナナの薄切りやチョコレートソースの方がお気に入りなのだが、大人としてはやはりレモンと砂糖が捨てがたい。

 

カソリックの影響が強い国では今日までが謝肉祭、カーニヴァルの時期である。毎年のことながら、同じ宗教行事を祝うのに、私たちがパンケーキを食べているときにベネツィアでは仮装して歩いているんだなと思うと味わい深い。