The Stinky Cheeseman and Other Fairly Stupid Tales

 

The Stinky Cheese Man: And Other Fairly Stupid Tales (Caldecott Honor Book)

The Stinky Cheese Man: And Other Fairly Stupid Tales (Caldecott Honor Book)

 

 随分前、おそらく上の子が6歳ぐらいの頃に頂いたのだけれど、この春下の子に読んでいたら突然上の子供が夢中になった本。というのも当然で、多分これが面白くなるのは小学校中学年以上だろうと思う。現に4歳児にはちんぷんかんぷんだった。

 

良く知られた民話をもじった作品集でWikipediaは「ポストモダン絵本」と書いている。そう、独立したエントリーがあるくらいには有名な本ではある。

 

「昔々、醜いアヒルの子がいました。大きくなって醜いアヒルになりました。まる。」のような書き換えのスラプスティックな調子も良ければ、リズムの良い文章も良い。

 

8歳ぐらい以上だったら笑えるのではないかと思う。そして、読み聞かせをしている親にとっても笑える本ではある。(そう、児童書の想定読者は、子供達だけではなく、同じ本を来る日も来る日も読聞かせなければならない大人でもあるのだった。)